この作品を境に
2001年の岩井俊二監督作品「リリィ・シュシュのすべて」は、映画ファン、また邦画ファンには非常に人気のある作品です。
この作品では当時社会問題になっていた援助交際、殺人、レイプ、そしていじめなどをテーマに扱っていた作品です。
そしてこの作中に援助交際をする少女の姿があるのですが、またこのシーンが非常に援助交際の様子をうまく捉えた名シーンとして語り継がれているのです。
しかし、映画の中で援助交際を扱う作品は、この作品を境に非常に減少してしまいました。
実はこの作品が公開された2001年ごろから援助交際をする女子高生の数が突如として減少していったのです
これまでも援助交際や売春が、少女たちに広まる犯罪としてよく取り上げられていましたが、ちょうどこの時期にこうした少女犯罪は減少の一途をたどっていたのです。
そして、この作品が公開されて援助交際などの言葉がニュースなどでも全く聞かれなくなったのもちょうど同じ2001年ごろだったのです。
数ある社会問題の中で、援助交際は大した問題として取り上げられなくなってしまったのです。
最初に紹介した「リリイ・シュシュのすべて」は、特に社会現象を主だって取り上げた作品というわけではありませんが、確かに若者によく見られました。
きっとこの作品も、援助交際の数が減っていったことに一躍買っていたかもしれません。
