援助交際を題材にした作品

映画ファンの間で語り継がれる作品があります。
援助交際を題材にした「リリイ・シュシュのすべて」という邦画です。

岩井俊二監督の作品の中でも特に傑作としてあげられているこの作品は、様々な社会問題を取り上げています。
その中に援助交際があるのです。
作中では、援助交際による少女の絶望をとてもリアルに描いています。

援助交際をテーマにしようとすると、監督は決まってその世界から自然の形を取り除いてしまいます。

彼女たちのこころの中を写そうとしない一般的な作品では、ただ援助交際の契約がなされてただ行為が行われてお金が動いて終わり、というとてもドライに関係を描こうとします。

援助交際をする少女たちの中にも心があって、ただ行為が行われている最中でも様々な事が心に流れては消えて行くものなのです。
岩井俊二監督はそういったものを非常によく描写していたのです。
「リリイ・シュシュのすべて」は過去のどんな作品よりも若者の気持ちを非常に繊細に描写した作品として今でも称されています。
そのような作品を撮った岩井俊二監督は若者の気持ちをよく見ていたのでしょう。
そして援助交際をする少女の気持ちも何もかもわかっていたのでしょう。

援助交際をする少女の気持ちを手っ取り早く知ろうというなら「リリイ・シュシュのすべて」から入ってみるのがいいでしょう。